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九州さんの「僕の愛する三匹」レビュー(オザキ)

  

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こんばんは、オザキショウゴです。


今日はとあるフリーゲームをレビューしようと思い、このブログを更新させてもらいます。


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レビューゲームは九州壇氏さん制作、「僕の愛する三匹」(https://www.freem.ne.jp/win/game/2435)です。

実は前々から、メンバー内のゲームをプレイしあってブログを更新できないかと定例会で話し合っていたのですが、今回私が一番乗りのようです。いや、厳密にはNaGISAさんが一番か……。

気に入ったノベルを本屋の棚の前でうろつく怪しい人のように、メンバーの公開ゲームをあれでも無いこれでも無いと探し、これだ! と紹介文が気に入ったのがこの作品でした。


ちなみにこの「僕の愛する三匹」の公開された年は2009年。すでに約10年前のノベルという事もあってあれから九州さんの価値観も変わり、制作レベルも上がってる分、
今更レビューするのも見当違いのような気もするのですが、そこは雰囲気というか便所の落書き程度だと思ってくだされば幸いです。

そして2009年の作品ですが、もちろんネタバレは注意です。
これからプレイするんだって人は、読んではいけません。

―――――――――――――

~あらすじ~


……ある日の夜、主人公は映画館の中にいた黒猫になつかれてアパートへ連れて帰ります。
しかし既に主人公のアパートにはペンギンとフクロウがいた。そう、主人公は動物に好かれる人間だったのだ。

―――――――――――――

最初に謝っておきます、すみません。実はプレイして1分、自室にフクロウとペンギンがいたと読んだ瞬間「主人公は、違法薬物を使用してるお話なのか!?」と思いました。
フクロウに懐かれて家に連れて帰るのも中々無いシチュエーションだというのに、そのうえ家にペンギンがいるのです。

例えば友達の家にドラえもんがいたらどうしますか、驚きませんか? でもこの主人公は既にドラえもんにとどまらず、ドラミちゃんまで飼ってるのです。
しかもそれらの動物は喋ります。ペンギンは毎日腹筋を繰り返し筋肉モリモリマッチョマン。フクロウは説教臭くて、目をギョロリとさせているらしい。
主人公は特に驚く事もなく当たり前のように動物たちと接しています。

……けど、その空間から生まれる世界観は、次第に心地良いものに変わって来るでしょう。

この作品の良い所の一つは私達が実際に生きる空しく脂ぎった現実世界から、ひと時だけでも優しく少し遠い所へ連れて行ってくれる所です。

プレイヤーはペンギンとクソしてる途中に初めて出会えるんです。どうですか、少しだけ現実から遠くて心地良いでしょう。


――――――――――――――――――――

……お話は進み、ペンギンやフクロウと普通に会話する主人公は、二匹にとある大会の日程を教えるんですね。


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その大会で活躍してやるぜ! とペンギンとフクロウは薬のピークがやって来たのか、ハイになって大熱狂するのですが、
そこで今しがた連れて帰って来た黒猫が初めて口を出します。


頭が悪いと、人生楽しそうね」と。


お前らなんか、何処にでもいる動物の一匹だ。その大会で活躍できると思ってるのか」と現実を突き付けてきます。


黒猫の言葉に言い返す二匹ですが、結局押し負けてしまい、何も言えないペンギンとフクロウは、その自室の空間からフワっと消えてしまいます。
冷たい現実を突きつけて来る黒猫は、まるで主人公が作った妄想を打ち消すかのように二匹を消し去りました。

というのも、実はその主人公が二匹に教えた大会というのは、小説のコンテスト。
主人公はドラえもんとドラミちゃんを題材にしたお話を作ろうとしていたんです。
すみません間違えました。ペンギンとフクロウを題材にしたお話を作ろうとしていたんですね。

せっかく主人公がペンギンとフクロウでお話を作ろうとしていたのに、突然家にやって来て、その妄想を掻き消して邪魔をしに来た黒猫、こいつは何者なんでしょうか。

これは個人的な推測ですが、主人公が黒猫を拾った場所を考えると、それを見たであろう「映画の内容」だと思います。

気まぐれに見たのか楽しみにして見に来たのかは分かりませんが、その映画を視聴して何らかの刺激を受けた主人公。
私の作ってる小説なんて大した事ないな……」という冷たい思考が頭の中で黒猫という動物を作ってしまい、
構想を膨らましていたペンギンとフクロウを題材にした物語を消し去ってしまったのですね。

制作者の皆さんなら経験あるかもしれません。あまりに面白い映画を見た時、自分の作品と見比べるとどうしても面白くない。
その対象が大作なら大作な程その溝は大きくなり、傷も深まる。主人公は全ての構想を消してしまう事を選んでしまいました。


しかしその主人公は根っからの小説家だったんですね。数日後には何と…… 


―――――――――――――――――

そしてエンディング。終わり方なんですが、ホロ苦くも楽しいエンドです。別れもあれば出会いあり。そんな描き方です。

ちょっと脱線しますし、またドラえもんの話なのですが「ポケットの中に」という曲ご存知でしょうか。この作品の世界観と何処となくマッチしています。プレイしていて私はこの曲を思い出してしまいました。

藤子・F・不二雄さんもドラえもんを初めて描く前、夢に出て来たらしいです。
実は今作、フクロウと主人公の初めての出会いも夢うつつの時だったのです。


話の雰囲気も合ってるような気がする。まさか……!? 九州さんはドラえもん好き!?(そんな訳ない)


この物語のキーキャラクターは「」……、ドラえもんのキーキャラクターはもちろん「ドラえもん」。そしてドラえもんは「」型ロボット!
そういえば2009年といえば、テレビ朝日のドラえもんが1979年から初めて放送されて30周年!
さらにドラえもんの彼女、ミイちゃんの初代声優さんが産まれた年は1959年、当時公開された2009年ではまさしくその声優さんの誕生50周年でした。ここでまた、ドラえもんと繋がってしまう……。
そしてドラえもんが誕生したのは2112年なのですが、私がこのノベルをレビューするために何回か読み直し、メッセージを送るためにマウスをクリックした合計回数は2112回……! またもドラえもんと繋がってしまった。

……やはりこの作品はドラえもんと切っても切れない関係なのかもしれません。


どいう冗談は置いといて……。


ゲームエンジンは「NScripter」なんですが、BGMオンオフ切り替えても、音楽が鳴り止まないバグがありました。文字速度を切り替えても変わりません。
画面サイズも恐らく、今では少し小さい640×480です。2009年を考えると仕方ないかもしれません。


しかし紹介文でもある通り、何かを創作した事ある人なら気持ちが分かるお話です。無駄もなく、短編でプレイ時間10分程度。

サクッと気持ちのいい読み物が欲しい時に最適かもしれません。



オザキ的点数は「ドラえもん のび太の復活の3つです。今なら合わせて1500円程らしいので郵送して送ります。私のおごりだ。お納めください。




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